夢の続き

前へ
この木戸をくぐったら
あなたにはどんな景色が見えてくるのだろう。
小さな庭、片隅に咲くたんぽぽ
見上げるだけで惹き込まれる空と雲。
昨日までのあなたと、今日のあなたを置き忘れたように
明日の笑顔を呼び込めたらいいのだけれど
瞳に映るのはあなただけの心象風景だから
ほかの誰かに見える世界とは違っているだろう。
だから、あなたはそのきれいな瞳と澄んだ心で
誰にも見ることができない景色を見つけてほしい。
前へ進むことを恐れないでほしい。
今はためらうよりも心に従ってみればいい。
見ようとしなければ何も見えてこない。
あなたが前に進むなら
ぼくはきっとその背中に語りかけることだろう。
もうひとりではないのだから
勇気をもって歩き続けてほしいと。

夢がなければどんな人にも明日は来ない

夢をなくしたら何のために生きているのかわからなくなってしまう。生きる喜びも悲しみも、そして苦しみも夢を持ち続ける人でなければわからないだろう。


ほほ笑み
飾りなどなくても
そこにあなたがいるだけで
輝きがあふれている。
今このとき
あなたこそがいちばんの輝き。
空のまばゆさも
海の力強さも
さわやかに吹く風も
あなたがそこにいなければ
何も語ることはない。
いつでも
いつまでも
あなたはそのままの
素顔でほほ笑んでいてほしい。


朝
海を渡ってくる風に運ばれ
ほんわりまばゆい
朝の光がぼくを包む。
煩わしさは生まれ育った町に置いてきた。
人に追われる毎日のなかで
落としたものを探せるところ。
ほんの少しの時間のなかで
昨日までを振り返りさまよう。
こんな安らぎが欲しくなったとき
訪ねてきたくなるところ。
それがここであることがうれしい。