夢の続き

   にじむ思い

 

 

ぼくの目の片隅にあなたが入ってくると

言葉が素直に出なくなる。

あなたの視線はとてもやわらかなのに

ぼくの心には鋭く突き刺さってくる。

だからあなたと向き合うのが怖くなり

あなたにはわかるはずのない

独りよがりな言葉しか出てこない。

ときには ほかのだれかに気がありそうな視線を

わざと向けてみることも。

それは今でも変わらない。

駅で出会ったときも

本屋ですれ違ったときも

軽くうなずくしぐさをするだけ。

振り返ったときにはもうあなたはいない。

このままいつまでも

ぼくとあなたの時間と距離は

縮まることのないまま

流れていくような気がする。

そんなときはいつも

見えなくなった後姿に

切なさが込み上げてきて

晴れわたった空がにじんできたりする。

夢がなければどんな人にも明日は来ない

 

 

夢をなくしたら何のために生きているのかわからなくなってしまう。生きる喜びも悲しみも、そして苦しみも夢を持ち続ける人でなければわからないだろう。

   愚か者の夢

 

 

あなたに会えてから

変わり始めたものがある。

そんな気分がしているだけかもしれないが

これからぼくは変われそうな気がしている。

 

ずっとずっと以前

ありきたりの言葉で表すなら

青春という混沌のなかにいたぼくは

熱く燃えていた時代のなかでさまよい続け

自分を見つけようともがいてばかりだった。

傍らで佇む少女へ思いに心がときめきながらも

世の中に逆らってばかりの毎日に

ぼろぼろになるまで

その少女の大切さに気付かなかった。

まったくの愚か者だった。

 

あなたを見たとき

遠い昔の少女を思い出し

その姿を重ね合わせた。

遠い昔の愚か者は

あなたにときめきすら覚えた。

 

これまでとは違った明日を迎えられるなら

あなたに会えた今を大切にしていきたい。

その笑顔に惹かれながら前を向く。

たとえ愚か者であっても

夢は見続けていくことだ。

その先に続くのが何であろうと

道案内があなただとしたら

愚か者にはもったいないほどの

新しい世界が見えてくるだろう。

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